旅と病の歴史地図

旅人アレキサンダー大王の死因は?

濱田篤郎・東京医科大学教授
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昔の旅は危険でつらかった

 仕事や観光で出国する日本人が、最近は年間1700万人を超えています。これは国民の7人に1人が毎年、海外へ出ている計算になります。皆さんは海外に出かけることに、どんなイメージをお持ちでしょうか。中には仕事でしぶしぶ行く人もいるでしょうが、滞在先での非日常的な体験に胸を膨らます人がほとんどでしょう。

 しかし、一昔前まで旅は危険でつらいものでした。これはTravelという言葉が、Trouble(心配…

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濱田篤郎

東京医科大学教授

はまだ・あつお 1981年、東京慈恵会医科大学卒業。84~86年に米国Case Western Reserve大学に留学し、熱帯感染症学と渡航医学を修得する。帰国後、東京慈恵会医科大学・熱帯医学教室講師を経て、2005年9月~10年3月は労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理を務めた。10年7月から東京医科大学教授、東京医科大学病院渡航者医療センター部長に就任。海外勤務者や海外旅行者の診療にあたりながら、国や東京都などの感染症対策事業に携わる。11年8月~16年7月には日本渡航医学会理事長を務めた。著書に「旅と病の三千年史」(文春新書)、「世界一病気に狙われている日本人」(講談社+α新書)、「歴史を変えた旅と病」(講談社+α文庫)、「新疫病流行記」(バジリコ)、「海外健康生活Q&A」(経団連出版)など。19年3月まで「旅と病の歴史地図」を執筆した。