Dr.林のこころと脳と病と健康

子どもにだけ見える「見えない友達」

林公一・精神科医
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絵=画家・絵師 OZ-尾頭-山口佳祐(http://oz-te.com)
絵=画家・絵師 OZ-尾頭-山口佳祐(http://oz-te.com)

妄想をめぐって【3】

 実在しない人が家にいると言い張る。前回ご紹介した「幻の同居人」は認知症の症状としての妄想でした。小さい子どもも、自分だけに見える人を実在すると信じていることがあります。けれどもこれは妄想ではなく、健康な成長の過程で時おり見られるもので、「想像上の友人」(imaginary companion:ICと略されます)と呼ばれています。娘にICがいると気づいた母親の話です。

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林公一

精神科医

はやし・きみかず 精神科医、医学博士。著書に「統合失調症という事実」「擬態うつ病/新型うつ病」「名作マンガで精神医学」「虚言癖、嘘つきは病気か」など。ウェブサイト「Dr.林のこころと脳の相談室」は、読者からの質問に林医師が事実を回答するもので、明るい事実・暗い事実・希望の持てる事実・希望の持てない事実を問わず、直截に回答するスタイルを、約20年にわたり継続中。