夏本番です。この時期、各地で水泳大会が行われます。子供たちだけでなく、マスターズスイム大会では60代の選手も元気に競技に取り組み、海で行われるオープンウオータースイミングの大会も多数開催されます。マラソンは冬の競技というイメージですが、水泳、自転車、マラソンを連続して行うトライアスロンは、夏がピークシーズン。毎週のように大会が開かれています。その水泳やトライアスロンの大会で、水難死亡事故が毎年のように起きています。今回は、各地のトライアスロン大会でドクターとして救護班を指揮し、何度も事故に際して救助を行ってきた私の経験を紹介しながら、スポーツ大会で起きる水難事故の実態と予防法を解説しましょう。

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奥井識仁

よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長

おくい・ひさひと 1999年東京大学大学院修了(医学博士)後、渡米し、ハーバード大学ブリガム&ウイメンズ病院にて、女性泌尿器科の手術を習得する。女性泌尿器科とは、英語でUrogynecology。“Uro”は泌尿器科、“Gynecology”は婦人科を意味し、“Urogynecology”で、両科の中間にあたる部門という意味がある。都内の複数の大学病院から専門領域の診療に関する相談を受けながら、「よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック」を運営し、年間約800件の日帰り手術を行っている。水泳、マラソン、トライアスロンなどのスポーツ、音楽(サックス演奏)が趣味で、さまざまなスポーツ大会にドクターとして参加している。著書に「人生を変える15分早歩き」「ドクター奥井と走るランニングのススメ」(いずれもベースボールマガジン社)など。