旅と病の歴史地図

「ローマの休日」に学ぶ健康的欧州観光

濱田篤郎・東京医科大学教授
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坂道と異国情緒

 ヨーロッパには坂道の多い街がいくつもあります。例えばイタリアの首都・ローマ。この街はその創建時から七つの丘を中心に建設されており、それぞれの丘はたくさんの坂道によって結ばれています。そしてポルトガルの首都・リスボン。この街もいくつかの丘を中心に建設されているため、ケーブルカーが走るほどの急な坂道もあります。

 もともと、ヨーロッパでは丘の上に街が造られることが多かったようです。これは主に二つの理由によります…

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濱田篤郎

東京医科大学教授

はまだ・あつお 1981年、東京慈恵会医科大学卒業。84~86年に米国Case Western Reserve大学に留学し、熱帯感染症学と渡航医学を修得する。帰国後、東京慈恵会医科大学・熱帯医学教室講師を経て、2005年9月~10年3月は労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理を務めた。10年7月から東京医科大学教授、東京医科大学病院渡航者医療センター部長に就任。海外勤務者や海外旅行者の診療にあたりながら、国や東京都などの感染症対策事業に携わる。11年8月~16年7月には日本渡航医学会理事長を務めた。著書に「旅と病の三千年史」(文春新書)、「世界一病気に狙われている日本人」(講談社+α新書)、「歴史を変えた旅と病」(講談社+α文庫)、「新疫病流行記」(バジリコ)、「海外健康生活Q&A」(経団連出版)など。19年3月まで「旅と病の歴史地図」を執筆した。