街場の医療塾 つるばあさんの上手な医者の使い方

受診は「相手に伝える力」を育むチャンス

桜井隆・さくらいクリニック院長
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自分で自分を語らない子供たち

 以前から少し気になっていることがある。スポーツ中のケガなどで受診する小・中学生たちの受け答えだ。診察を始める際には、子供たちにもきちんと「こんにちは、桜井です」とあいさつをし、子供たち本人に向かって「今日はどうしましたか?」と尋ねるのだが、その瞬間に当の子供は振り向いて後ろにいるお母さんの顔を見る。

 「土曜日のバスケットの試合で足首を捻挫して……。ええ、以前も捻挫したことがあるんですよ。あれ、右だ…

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桜井隆

さくらいクリニック院長

さくらい・たかし 1956年、兵庫県尼崎市生まれ。81年、群馬大学医学部卒業。兵庫医科大学内科、大阪大学整形外科などを経て92年、同市でさくらいクリニックを開業。当初から在宅でのみとりを支援し続け、現在までに350人あまりをみとってきた。内科、整形外科、リウマチ専門医。内科、整形外科両サイドの経験から「あなたとあなたの家族の専門医」をめざす。20年にわたり、宝塚歌劇団の主治医も務める。主な著書に「先生‥すまんけどなぁ…」(エピック)、「大往生なんか、せんでもええやん!」(講談社)。さくらいクリニックウェブサイト