病気が逃げ出すサプリ指南

猛暑で悪化する現代の「隠れ脚気」にご用心

丁宗鐵・日本薬科大学学長
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 頭がボーッとする、体がだるい、脚がむくむ、息苦しい、手足がしびれる……。これらの症状を夏バテと軽く考えていませんか。もしかしたらビタミンB1不足のサインかもしれません。ビタミンB1の欠乏症といえば、脚気(かっけ)が有名です。江戸時代には「江戸わずらい」と呼ばれ、死に至る病だった脚気は、過去の病気ではありません。ビタミンB1は不足に気づきにくく、現代の食生活でも潜在的に足りていないことがあるのです。夏は、暑いからといって冷たい麺類だけで食事を済ませたり、ビールや甘い清涼飲料、デザート類の摂取量が増えたりして糖質の摂取が多くなる一方、たくさんの汗をかいてビタミンB1が失われやすい季節です。隠れ脚気(ビタミンB1欠乏予備軍)に気をつけましょう。

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丁宗鐵

日本薬科大学学長

てい・むねてつ 1947年東京生まれ。医学博士。横浜市立大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科修了。79年から81年まで米国スローン・ケタリングがん研究所に客員研究員として留学。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。北里大学・東洋医学総合研究所研究部門長、東京大学大学院客員教授、東京女子医科大学特任教授を経て現在、日本薬科大学学長、百済診療所院長。近年の著書に「丁先生、漢方って、おもしろいです。」(朝日新聞出版)、「病気がイヤがる暮し方 江戸式健康心得」(春秋社)、「ガンが逃げ出す漢方力」(ヴィレッジブックス)など。