眠りを知れば人生危うからず

「寝る子は育つ」は本当だった

内村直尚・久留米大学教授
  • 文字
  • 印刷

 日本では夜型の子供が増えています。日本小児保健協会の調べによると、午後10時以降に寝る3歳児の割合は1980年には約20%でしたが、2010年には約50%にも上っています。また、米国の専門家らが11年に発表した、イギリス、北米、オセアニア、アジアの17カ国・地域の3歳児以下を対象にした睡眠に関する研究結果では、睡眠時間(夜の睡眠+昼寝)は日本の子供が最短でした。

 睡眠は子供の心身の成長を左右する重要なファクターです。子供の将来を決めるといっても過言ではありませ…

この記事は有料記事です。

残り2094文字(全文2327文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

内村直尚

久留米大学教授

うちむら・なおひさ 1982年、久留米大学卒業。86年に久留米大学大学院医学研究科修了(医学博士)後、87年5月~89年4月に米国Oregon Health Science Universityへ留学。帰国後、久留米大医学部神経精神医学講座の助手、講師、助教授を経て、2007年4月から同講座教授に就任した。11年4月~13年3月、久留米大学病院副病院長。12年4月から久留米大学高次脳疾患研究所長、13年4月から同大医学部長を務め、16年10月からは同大副学長も兼務する。国内トップレベルの睡眠医療チームを率いる睡眠研究の第一人者。著書(分担執筆)に「睡眠学」(朝倉書店)、「プライマリ・ケア医のための睡眠障害」(南山堂)など。