40代からのアクティブ体づくり講座

長く歩けなくなる病気 腰部脊柱管狭窄症

萩野浩・鳥取大学教授
  • 文字
  • 印刷

体の中から知る「骨と筋肉」の痛み【6】

 年齢を重ねるにつれ、「腰が痛い」という同年代の人を周りでよく見かけるようになりませんか。腰に痛みを伴う疾患はいろいろあり、症状の出方も原因もさまざまです。その一つが「腰部脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症」で、前々回紹介した「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」に比べて中高年世代により多くみられます。さほど強くはないものの、背筋を伸ばして歩くと痛みが出る、太ももから膝より下にしびれや痛みが出て歩きづらくなる、という症状が特徴です。今回はこの疾患の症状と原因、治療法について説明します。

この記事は有料記事です。

残り2191文字(全文2456文字)

萩野浩

鳥取大学教授

はぎの・ひろし 1982年鳥取大学医学部卒業。同学部整形外科助手、講師、付属病院リハビリテーション部長などを経て現在、医学部保健学科教授(付属病院リハビリテーション部長兼務)。専門は骨粗しょう症、関節リウマチ、運動器リハビリテーション。特に骨粗しょう症治療の経験が深く、国際骨粗鬆(しょう)症財団(IOF)アジア太平洋地域代表、日本骨粗鬆症学会理事など要職を務める。保健師、看護師、臨床検査技師などを対象に骨粗しょう症診療のコーディネイター役「骨粗鬆症マネージャー」を養成する日本骨粗鬆症学会のレクチャーコースでは講師役も務める。著書に「骨粗鬆症治療薬の選択と使用法―骨折の連鎖を防ぐために」(南江堂)など。