脳と心の再生カンファレンス

認知症予防のために肉食高齢者になろう

工藤千秋・くどうちあき脳神経外科クリニック院長
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 近年、高齢化の進展に伴う認知症患者の増加が懸念されています。病気は遺伝要因と環境要因が絡み合って発症すると考えられており、認知症も例外ではありません。遺伝要因は克服できるものではありませんが、食事や運動、喫煙の習慣などの環境要因は、個人の努力である程度発症リスクを抑えることができます。そこで今回は、食事の点から認知症発症リスクを下げるヒントをお話ししたいと思います。

 私たちが健康に生きていくためには、5大栄養素として知られる炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルが必要です。脳でも、これら全てが重要な役割を果たします。

 炭水化物が分解されてできたブドウ糖は脳細胞のエネルギー源となります。たんぱく質と脂質は脳細胞の構成成分になり、ビタミンとミネラルは脳での代謝を調整します。

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工藤千秋

くどうちあき脳神経外科クリニック院長

くどう・ちあき 1958年長野県下諏訪町生まれ。英国バーミンガム大学、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、鹿児島市立病院脳疾患救命救急センターなどで脳神経外科を学ぶ。89年、東京労災病院脳神経外科に勤務。同科副部長を務める。01年、東京都大田区に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。脳神経外科専門医であるとともに、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に情熱を傾け、心に迫る医療を施すことを信条とする。 漢方薬処方にも精通し、日本アロマセラピー学会認定医でもある。著書に「エビデンスに基づく認知症 補完療法へのアプローチ」(ぱーそん書房)、「サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血」(文芸社)、「脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング」(サンマーク出版)など。