女性のためのおしりのはなし

トイレでいきみすぎは“いぼ痔育成”

野澤真木子・日本橋レディースクリニック院長
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残便感が強い人は痔核が大きくなっている可能性も

 「排便後も残便感がある」「排便後におしりから、いぼのようなものが飛び出す」--。心当たりのある人は、痔核(じかく=いぼ痔)かもしれません。なかには、排便時に肛門の外へ飛び出した痔核を、自分で毎回肛門の中に戻しているという方もいます。

 前回の「おしりの生活習慣病 痔との上手なつきあい方」でご説明したとおり、痔核は痔の中で男女ともに最も多い疾患です。排便時のいきみなどによって肛門周辺がうっ血することが引き金となり、肛門の中や外側にいぼのようなものが生じます。繰り返すうちに、痔核から出血したり、肛門から飛び出したり、残便感を覚えたりといった症状が出ます。

 直腸と肛門の境目を「歯状線」と呼びますが、そこより内側にできたものを「内痔核」、外側にできたものを…

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野澤真木子

日本橋レディースクリニック院長

のざわ・まきこ 杏林大学医学部卒業。杏林大学医学部付属病院第一外科に入局し、消化器外科を専門とする。その後、松島病院大腸肛門病センター、松島ランドマーククリニック院長を経て、2008年4月、女性専門の肛門科胃腸内科として「日本橋レディースクリニック」(東京都中央区)を開設。2013年7月には、おなかやおしりの健康に必要な「食」の提案を行う拠点として、クリニックと同じビルに「フローラカフェ by NLC」を併設、普段の食生活を見直しながら腸内環境を整え、病気を予防する試みを紹介している。日本大腸肛門病学会専門医、日本大腸肛門病学会指導医、日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医。