
痛みの緩和には鎮痛剤や湿布薬などを使うことがありますが、慢性的な痛みの場合、鎮痛剤を飲み続けることの胃などへの負担、副作用の心配などがあり、痛みを我慢している人は多くいます。痛みを伝達する経路に作用して、痛みが伝わりにくくなる治療法(脊髄刺激療法)があります。
痛みを感じる仕組みは、痛みの原因となる刺激が末梢から神経を経て脊髄へ行き、さらに脊髄から脳へ伝わり、脳が認識することではじめて痛いと感じています。
痛みは大きく三つに分けると、侵害受容性疼痛(とうつう)、神経障害性疼痛、心因性疼痛に分類されます。侵害受容性疼痛はけがなどの傷による痛みで、傷が治るにつれて治まる痛みです。神経障害性疼痛はいわゆる神経痛といわれる痛み、帯状疱疹後の痛みや座骨神経痛のように神経の障害に伴った痛みです。
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