人類史からひもとく糖質制限食

新たな糖尿病透析患者「日本で倍増」の危機

江部康二・高雄病院理事長
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 前回の「糖尿病合併症 『米国で減』『日本で増』のなぜ」で、米国では糖尿病合併症の対策が成功しており、日本では成功しているとは言えない状況にあることをお話ししました。

 前回は、「有病率」というデータを使って、日本の状況を推測しました。調べてみたところ、米国とより比較しやすい日本のデータが見つかったので、前回の内容をもう一度検証してみようと思います。

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江部康二

高雄病院理事長

えべ・こうじ 1950年生まれ。京都大学医学部卒業。京都大学胸部疾患研究所(現京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学)などを経て、78年より医局長として一般財団法人高雄病院(京都市)に勤務。2000年理事長に就任。内科医、漢方医。糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立したパイオニア。自身も02年に糖尿病であることが発覚し、実践して糖尿病と肥満を克服する。これまで高雄病院などで3000人を超える症例を通じて、糖尿病や肥満、生活習慣病、アレルギーなどに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明し、数々のベストセラーを上梓している。