女性のためのおしりのはなし

便秘と切れ痔の悪循環にハマっていませんか?

野澤真木子・日本橋レディースクリニック院長
  • 文字
  • 印刷

切れ痔の主な原因は便秘と下痢

 排便時に紙に少量の血がついたり、排便前後におしりが痛くなったりという症状がある人は、切れ痔(じ)=裂肛=の可能性があります。切れ痔は、便の出口である肛門の皮膚(肛門上皮)にできた傷のことで、女性の痔の中で2番目に多い病気です。

 切れ痔になる原因で最も多いのは便秘です。ウサギのウンチのようなコロコロとした便や、コロコロ便がつながったような硬い便を無理やり出そうとして強くいきんだ時に肛門上皮に傷がつきやすくなってしまうのです。切れ痔になると、便意があってもまた痛い思いをするのが嫌で排便を我慢してしまいがちになり、便秘を繰り返す悪循環に陥ります。

 また、便秘だけではなく下痢でも切れ痔になります。水のような軟らかい便が勢いよく出た時や慢性的な便秘…

この記事は有料記事です。

残り1508文字(全文1846文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

野澤真木子

日本橋レディースクリニック院長

のざわ・まきこ 杏林大学医学部卒業。杏林大学医学部付属病院第一外科に入局し、消化器外科を専門とする。その後、松島病院大腸肛門病センター、松島ランドマーククリニック院長を経て、2008年4月、女性専門の肛門科胃腸内科として「日本橋レディースクリニック」(東京都中央区)を開設。2013年7月には、おなかやおしりの健康に必要な「食」の提案を行う拠点として、クリニックと同じビルに「フローラカフェ by NLC」を併設、普段の食生活を見直しながら腸内環境を整え、病気を予防する試みを紹介している。日本大腸肛門病学会専門医、日本大腸肛門病学会指導医、日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器外科学会認定医、日本医師会認定産業医。