日本の肥満人口は欧米に比べると少ないものの、国内では増加傾向にあり問題となっています。とくに、肥満のなかでも病気に位置づけられる「肥満症」の場合、速やかに治療を行うことがすすめられます。
日本肥満学会による「肥満症診療ガイドライン2016」では、肥満と肥満症を次のように定義して区別しています。まず「肥満」とは、脂肪組織が過剰に蓄積した状態で、BMI(体格指数)が25以上の場合をいいます。なお、BMIの計算式は、体重kg÷(身長m×身長m)です。
一方「肥満症」は、BMIが25以上で、肥満に起因ないし関連する11の疾患のうち1つでも合併していること。また、11の疾患を合併していなくても、CT検査で内臓脂肪の量が100平方cm以上ある場合をいいます。
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