理由を探る認知症ケア

介護の一番の手がかりは「習慣」にある

ペホス・認知症ケア・コミュニケーション講師
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「認知症」に備えよう(3)

 「あなたの食事の習慣を教えてください」

 このような質問をされたら、あなたはどのように答えますか?

 前回コラム「介護の心地よさを決める『習慣・趣味・特技』」で、生活歴や習慣、趣味・特技という情報は、「認知症」であっても、快適に過ごす上でとても重要な情報だとお伝えしました。しかし、習慣は自分にとって当たり前すぎて、人から尋ねられてもパッと答えられるほど自覚していないものです。

 そのため、先ほどの質問では、多くの人が「習慣? そうねえ、習慣ねえ」と、思い出す作業が必要で、回答…

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ペホス

認知症ケア・コミュニケーション講師

ペ・ホス(裵鎬洙) 1973年生まれ、兵庫県在住。大学卒業後、訪問入浴サービスを手がける民間会社に入社。その後、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、訪問介護、介護老人保健施設などで相談業務に従事。コミュニケーショントレーニングネットワーク(CTN)にて、コーチングやコミュニケーションの各種トレーニングに参加し、かかわる人の内面の「あり方」が、“人”や“場”に与える影響の大きさを実感。それらの経験を元に現在、「認知症ケア・コミュニケーション講師」「認知症ケア・スーパーバイザー」として、介護に携わるさまざまな立場の人に、知識や技術だけでなく「あり方」の大切さの発見を促す研修やコーチングセッションを提供している。著書に「理由を探る認知症ケア 関わり方が180度変わる本」。介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員。アプロクリエイト代表。