ER Dr.の救急よもやま話

大人が突然発症も 食べ物アレルギーの対処法

志賀隆・国際医療福祉大医学部救急医学教授(同大病院救急医療部)
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 今回は身近な救急疾患である食べ物のアレルギーについてお話をしたいと思います。食べ物のアレルギーで重症になることが多いわけではないのですが、特定の食べ物(卵、牛乳、ピーナツなどのナッツ類、大豆、魚、貝、小麦、そばなど)にアレルギーがあると注意をしないといけない場合があり、症状が重篤だと緊急搬送が必要になるケースもあります。そのような場合に手当てが遅れると、命にかかわることにもなりかねません。

 食物アレルギーは子供が発症するもの、というイメージがあるかもしれません。実際に患者数が最も多いのは子供ですが、大人でもある日突然、それまで平気で食べていたものが原因でアレルギーを発症することがあります。子供の場合、アレルギーの原因となる食品は小麦、牛乳、卵などが多いのですが、大人の場合は魚や甲殻類、果物によって引き起こされるケースが多くなります。食事の後などに皮膚のかゆみや発疹がみられたら、一度…

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志賀隆

国際医療福祉大医学部救急医学教授(同大病院救急医療部)

しが・たかし 1975年、埼玉県生まれ。2001年、千葉大学医学部卒業。学生時代より総合診療・救急を志し、米国メイヨー・クリニックでの救急研修を経てハーバード大学マサチューセッツ総合病院で指導医を務めた救急医療のスペシャリスト。東京ベイ・浦安市川医療センター救急科部長などを経て20年6月から国際医療福祉大学医学部救急医学教授(同大学病院救急医療部)。安全な救急医療体制の構築、国際競争力を産み出す人材育成、ヘルスリテラシーの向上を重視し、日々活動している。「考えるER」(シービーアール、共著)、「実践 シミュレーション教育」(メディカルサイエンスインターナショナル、監修・共著)、「医師人生は初期研修で決まる!って知ってた?」(メディカルサイエンス)など、救急や医学教育関連の著書・論文多数。