実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

HIV陽性の医療者が勤務を続けるためには

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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エイズという病を知っていますか?【16】

 HIV陽性の医療者は勤務を続けていいのかどうか。まずは前回の要点をまとめてみましょう。

・医師、看護師など医療者も恋愛をし、その結果HIVに感染することもある。

・2011年に福岡の看護師がHIV感染を理由に解雇され病院を訴え最高裁まで争われたが、司法は一貫して病院の解雇を「違法」と判断した。

・10年には愛知県の看護師がHIV感染を理由に退職勧奨をされていた。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト