人類史からひもとく糖質制限食

糖質制限でもOKのお酒、カクテルは?

江部康二・高雄病院理事長
  • 文字
  • 印刷

 12月です。忘年会シーズン酣(たけなわ)です。私も、理事長を務める高雄病院、院長を務める江部診療所、テニスクラブ、友人……と精力的に参加しています。そこで今回は、糖質制限中の方でも飲んで良いお酒についてお話ししましょう。

蒸留酒は糖質ゼロ

 糖質制限中でもOKなお酒として、まず挙げられるのはウイスキー、ウオッカ、焼酎、ジン、ブランデー、ラムなどの蒸留酒です。蒸留してしまえば、原料が芋でも麦でも米でも、糖質はゼロ(ジンとラムは100g中0.1gの糖質を含む)になります。糖質制限中の方は「芋・麦・米は飲むものであって食べるものではない」ということですね。

 各メーカーが販売する「糖質ゼロ」の発泡酒や日本酒などはどうでしょうか。これらには100g中0.5g未満の糖質が入っている可能性があります。しかし、私が実践しているスーパー糖質制限食は、「1回の食事の糖質量20g以下」ですから、この程度なら問題ありません。

この記事は有料記事です。

残り1548文字(全文1953文字)

江部康二

高雄病院理事長

えべ・こうじ 1950年生まれ。京都大学医学部卒業。京都大学胸部疾患研究所(現京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学)などを経て、78年より医局長として一般財団法人高雄病院(京都市)に勤務。2000年理事長に就任。内科医、漢方医。糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立したパイオニア。自身も02年に糖尿病であることが発覚し、実践して糖尿病と肥満を克服する。これまで高雄病院などで3000人を超える症例を通じて、糖尿病や肥満、生活習慣病、アレルギーなどに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明し、数々のベストセラーを上梓している。