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2050年に1000万人が死亡?耐性菌の危険

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 感染症を引き起こす病原体には、細菌、ウイルス、カビ(真菌)、原虫、寄生虫などがあります。このうち、細菌による感染症の治療に使われるのが、細菌を死滅させたり、増殖をおさえたりする「抗菌薬」(「抗生物質」などと呼ばれることもあります)です。

 しかし、今、従来の抗菌薬が効かない「耐性菌」(薬剤耐性を持つ細菌)が世界中で増えています。耐性菌が増えると、これまで抗菌薬で治せていた感染症の治療が難しくなります。このまま何も対策をしなければ、2050年には世界で1000万もの人が耐性菌による感染症で亡くなるといわれています。そのため、2016年の伊勢志摩サミットをはじめ、数々の国際会議で薬剤耐性の問題が議題として取り上げられているのです。

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