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こつこつ続けて 「リラックス」をためよう

 ストレスは「たまる」といいますが、リラックスを「ためる」とはあまりいいません。ストレスがたまってきたからリラックスするのではなく、毎日習慣的にリラックスして、リラックスを「ためる」ことにより、体にいい変化が起こることが最近の研究でわかってきました。

そもそも「ストレス」って何?

 職場に合わない人がいる、人前で話さなければならない、といったストレスの原因となる刺激を「ストレッサー」といいます。わたしたちの体はストレッサーを受けると、自律神経のうち、体の機能を活発にさせる交感神経が優位になります。すると、体が緊張する、心拍数が上がる、内臓の動きが悪くなる、免疫力が落ちる、イライラする、落ち込むといった「ストレス反応」が現れます。わたしたちが「ストレス」とよんでいるのは、この一連のメカニズムのことです。

 ストレッサーとなるのは、本人にとって嫌なことだけではありません。旅行や結婚式などの好ましいイベント、出産などのおめでたい出来事であっても、心身に刺激がある限りストレス反応が出ます。

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