健康長寿をめざして

「病院に行ったら収入が減る」人たちの健康格差

藤田孝典・NPO法人ほっとプラス代表理事医療プレミア編集部
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長時間労働が常態化する長距離輸送のドライバーは健康を害しやすい
長時間労働が常態化する長距離輸送のドライバーは健康を害しやすい

健康格差のリアル(2)

 失われた20年を経て、格差と貧困が私たちの健康と命を脅かし始めている。健康や命の価値になぜ差が出るのか。「下流老人」「貧困クライシス」の著者で、貧困支援のNPO法人「ほっとプラス」代表理事・藤田孝典さんへのインタビュー2回目をお届けする。【まとめ・ライター・本多カツヒロ】

長時間労働と非正規雇用拡大が生んだ「潜在患者群」

 --病院は通常、平日朝から夕方までが診療時間です。最近でこそ土曜診療も増えましたが、休みが少なかったり、夜間も働いている人は男女でも正規、非正規でも変わらず、病院に行く時間を作りにくいですね。

 藤田孝典さん トラック運転手など運送業に従事する人は朝から夜中まで働いていますから、なかなか受診す…

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藤田孝典

NPO法人ほっとプラス代表理事

1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版)「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」など。

医療プレミア編集部

毎日新聞デジタルメディア局医療プレミア編集部は部員6名で構成しています。国内外の医師、研究者、ジャーナリストとのネットワークを生かし、日々の生活に役立ち、知的好奇心を刺激する医療・健康情報をお届けします。