無難に生きる方法論

「正解なき医療・健康情報」をどう読み解くか

石蔵文信・大阪大学招へい教授
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糖質と脂質、私たちはどちらを制限すべきなのか
糖質と脂質、私たちはどちらを制限すべきなのか

 前回「グーグルは『第2のWELQ』出現を防げるか」で、医療情報の信頼性を担保する困難さを紹介した。医療情報をある程度信頼することはできても、一般の人を惑わすその他の情報はまだまだ多い。

糖質制限と脂質制限、どちらが正しい?

 一般の人が混乱する医学情報で有名なのは、ダイエットだろう。私もダイエットに関する興味深い記事をもとに時々コラムを書いているが、私自身は特にダイエットに関心はない。好きなものを好きな時に食べているので医師としてはぐうたらだが、何とか身長172cm、体重は68kg前後を維持している。

私が指導しているのは、ノータックでシルエットの美しいズボンをはくことだけだ。それが健康に良いかどうか…

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石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。