ボストン発 ウェルエイジング実践術

モリモリ果物と野菜で心も体も健康アップ

大西睦子・内科医
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 今回は、果物や野菜の健康にまつわるお話です。その前に果物と野菜の定義を整理してみましょう。まず、これらの定義は、1)植物学的2)料理・食文化的3)法的な要素--により異なります。そのため、なんと米国ではトマトが野菜か果物かをめぐって裁判で争われた歴史があります。本題に入る前に、そのてんまつを紹介しましょう。

 時は1893年、米国で「トマトは果物か野菜か」という裁判が最高裁判所まで争われました。この裁判の発端は、83年に制定された「輸入野菜に関税をかけるが、輸入果物には関税をかけない」という法律でした。当時のニューヨークのトマト輸入業者が「トマトは野菜ではなく果物」と、非課税扱いするよう関税の徴収官を相手取り訴訟を起こしました。最終的に、最高裁は「トマトは国民が野菜と信じているので植物学的には果実だけど、野菜と分類する」と判決を出したのです。

参考URL:http://caselaw.findlaw.com/us-supreme-court/149/304.html

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。