誰も言わない うつの本音

40代突入「就職氷河期世代」の苦しい胸の内

西川敦子・フリーライター
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2008年暮れに設置された年越し派遣村。氷河期世代の派遣労働者も多く含まれていた=東京都千代田区の日比谷公園で2008年12月31日
2008年暮れに設置された年越し派遣村。氷河期世代の派遣労働者も多く含まれていた=東京都千代田区の日比谷公園で2008年12月31日

 「会社のウオーターサーバー、正社員以外利用禁止」のツイッター投稿が昨年11月、大きな話題になった。「同じ職場で働く仲間なのにひどい!」「正社員との待遇格差は仕方がないじゃないか」とさまざまな声が上がったが、正社員として職業人生をスタートできなかった就職氷河期世代がいま、40代に突入しつつある。

 就活時、マクロ経済の悪化で就職できず、今も疎外感を味わいながら働く氷河期非正規雇用労働者は少なくない。そんな彼らの窮状が、一橋大学経済研究所の小塩隆士教授の研究から明らかになった。

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西川敦子

フリーライター

にしかわ・あつこ 1967年生まれ。鎌倉市出身。上智大学外国語学部卒業。釣り関連の編集プロダクション勤務、温泉仲居を経て、2001年から執筆活動。経済誌、新聞、人事関連雑誌などで、メンタルヘルスや家族問題、働き方をテーマに取材を続ける。著書に「ワーキングうつ」(ダイヤモンド社)など。