日本で透析療法を受けている人は32万人を超え、糖尿病により腎不全となる人の増加や高齢化の進む影響で、年々増えています。現在、透析の方法は大きく2つあります。血液透析と腹膜透析(PD)があります。今回はあまり知られていない腹膜透析について紹介しましょう。
腎臓の機能が失われ、薬などでは回復が見込めなくなると(末期腎不全)、体内の老廃物や塩分、水分などの排せつ・調節ができなくなり、生命に関わります。そのため、誰かの腎臓を移植するか、生涯にわたって定期的な透析が必要です。
現在、腎臓移植を行える人は1割未満で、9割以上の患者さんは透析となります。今では透析のシステムや技術が進み、25年以上も透析を続けながら日常生活を送る人も増えています。
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