漢方と健康 あれこれ読本

仕事ストレスには小柴胡湯と八味地黄丸

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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 A男さん(45)は外資系コンピューター会社B社の管理職です。身長170cm、体重63kg。元々は日本のコンピューター会社C社の社員でしたが、40歳の時にB社にヘッドハンティングされ、管理職になりました。

合併業務を任されて強いストレス

 ある日上司から、B社がC社と合併することになったので、合併業務の総責任者になるよう命じられました。C社は大学卒業後ずっと働いた会社なので、当然多くの社員と顔見知りです。いわば古巣と合併することになったため、人間関係や業務のストレスで、心と体がガタガタになってしまいました。

 毎日、激しい倦怠感(けんたいかん)と疲労感に襲われ、頭痛や肩こり、腰痛に悩まされるようになりました…

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。