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20歳以降10kg以上の体重変化は死亡リスクを上げる?!

 「いま太ってないから大丈夫」ではなく、20歳のころと比べて激しい体重の増減を経験することが、ある種の病気のリスクを高めることがわかってきました。体重の変化をプラス・マイナス5kg以下に抑えることが大切になるようです。

 20歳以降に10kg以上太ると糖尿病になりやすくなるといわれていますが、東京大学の報告から実際にどれくらい発症リスクが上がるのかがわかってきました。36~55歳の男女1万3700人を5年追跡調査して分析された結果です。

 それによると、体重の増減が2kg未満にとどまっている群を基準1.0とすると、10kg以上増えた人ではリスクは、3.09倍にもなるそうです。6~10kgでも2.3倍の高い値で、2~6kgは1.26倍です。しかもBMI値20~24で「肥満」の分類に入らない人でも、体重変動が大きければ発症リスクは高いことがわかりました。

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