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「さじ加減」で劇的に変わる認知症薬の効果

桜井隆・さくらいクリニック院長
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 認知症に対する薬がいろいろ開発され、日本では現在4種類の薬を使うことができる。物忘れ(記銘力障害)や、着替え、入浴、食事の支度など家事の「実行機能障害」が改善すればいいのだが、なかなかそう簡単にはいかない。

 一番問題なのは、認知症の程度をどうやって調べるか、という点だ。高血圧や糖尿病のように血圧値、血糖値の変化がわかれば一目瞭然だが、認知症の場合はそうはいかない。

 通常、日本では「改定長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)」などがよく使われる。年齢は?▽今日…

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桜井隆

さくらいクリニック院長

さくらい・たかし 1956年、兵庫県尼崎市生まれ。81年、群馬大学医学部卒業。兵庫医科大学内科、大阪大学整形外科などを経て92年、同市でさくらいクリニックを開業。当初から在宅でのみとりを支援し続け、現在までに350人あまりをみとってきた。内科、整形外科、リウマチ専門医。内科、整形外科両サイドの経験から「あなたとあなたの家族の専門医」をめざす。20年にわたり、宝塚歌劇団の主治医も務める。主な著書に「先生‥すまんけどなぁ…」(エピック)、「大往生なんか、せんでもええやん!」(講談社)。さくらいクリニックウェブサイト