
東日本大震災7年--岩沼プロジェクトから(1)
重度のうつ傾向があると災害時の死亡リスクは4倍高まり、友人との交流があると災害後の死亡リスクは半減する--東日本大震災被災地の宮城県岩沼市の高齢者を対象にした東北大調査から、こんな結果がわかった。震災から7年、命を救うさまざまなデータを改めて紹介する。【メディカルリーフ・宇佐美裕史】
報告したのは、東北大大学院歯学研究科の相田潤准教授らの研究グループ。相田准教授らは、東日本大震災の津波で市域面積のほぼ半分が浸水した宮城県岩沼市で、特に被害が大きかった玉浦地区の高齢者の死亡リスクなどを、日本老年学的評価研究(JAGES=ジェイジズ)の調査データを使って調べた(岩沼プロジェクト)。
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