健康をつくる栄養学のキホン

オリーブオイルは本当に体に良い油なの?

成田崇信・管理栄養士
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 脂質は悪いものではなく、体にとって重要な役割を持つ栄養素であること、バランスの良い取り方が大切であることを前回記事(脂質摂取は「過不足なくバランスよく」が基本)でお伝えしました。

 最近は、健康や美容目的で体に良いとされる油を積極的にとる健康法もあるようです。雑誌や店頭のPOPなどにはダイエットによい、認知症を予防、便秘改善の効果--が紹介されています。話題のココナツオイルやオリーブオイルなどに、期待されるような効果が本当にあるのかどうか検証します。

 ココナツオイルは、中鎖脂肪酸が全体の6~7割程度を占めるという、特徴的な脂肪酸組成を持っています。

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成田崇信

管理栄養士

なりた・たかのぶ 1975年東京生まれ。社会福祉法人で管理栄養士の仕事をするかたわら、主にブログ「とらねこ日誌」やSNSなどインターネット上で食と健康関連の情報を発信している。栄養学の妥当な知識に基づく食育書「新装版管理栄養士パパの親子の食育BOOK」(内外出版社)を執筆。共著に「各分野の専門家が伝える子どもを守るために知っておきたいこと」(メタモル出版)、監修として「子どもと野菜をなかよしにする図鑑 すごいぞ! やさいーズ」(オレンジページ)などに携わっている。