今回は「前立腺がん」についてお話しします。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下にあり、尿道を取り囲んでいる男性特有の臓器で、精液に含まれる前立腺液を作っています。この前立腺にがんができる患者が、近年急激に増加しています。国立がん研究センターによると、2013年に新たにがんにかかった男性の罹患(りかん)数は、多い順に、胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がんです。そして、「がん・統計白書2012」では、2020~25年には前立腺がんの罹患数が第1位になると予想されています。

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奥井識仁

よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長

おくい・ひさひと 1999年東京大学大学院修了(医学博士)後、渡米し、ハーバード大学ブリガム&ウイメンズ病院にて、女性泌尿器科の手術を習得する。女性泌尿器科とは、英語でUrogynecology。“Uro”は泌尿器科、“Gynecology”は婦人科を意味し、“Urogynecology”で、両科の中間にあたる部門という意味がある。都内の複数の大学病院から専門領域の診療に関する相談を受けながら、「よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック」を運営し、年間約800件の日帰り手術を行っている。水泳、マラソン、トライアスロンなどのスポーツ、音楽(サックス演奏)が趣味で、さまざまなスポーツ大会にドクターとして参加している。著書に「人生を変える15分早歩き」「ドクター奥井と走るランニングのススメ」(いずれもベースボールマガジン社)など。