人類史からひもとく糖質制限食

「炭水化物が命を縮める」 衝撃論文の中身とは

江部康二・高雄病院理事長
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 「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という内容の論文(注)が2017年、英医学誌ランセットに掲載されました。一般の人には、衝撃的な内容だと思いますが、私たち糖質制限食推進派からすると、「日ごろの主張がとうとう証明された」という感じです。我が畏友(いゆう)、夏井睦(まこと)先生(なつい キズとやけどのクリニック院長)は4年ほど前の13年10月に、「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」(光文社新書)を刊行しています。度肝を抜くタイトルと内容で評判になったのですが、まさに正鵠(せいこく)を射ていたということです。

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江部康二

高雄病院理事長

えべ・こうじ 1950年生まれ。京都大学医学部卒業。京都大学胸部疾患研究所(現京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学)などを経て、78年より医局長として一般財団法人高雄病院(京都市)に勤務。2000年理事長に就任。内科医、漢方医。糖尿病治療の研究に取り組み、「糖質制限食」の体系を確立したパイオニア。自身も02年に糖尿病であることが発覚し、実践して糖尿病と肥満を克服する。これまで高雄病院などで3000人を超える症例を通じて、糖尿病や肥満、生活習慣病、アレルギーなどに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明し、数々のベストセラーを上梓している。