
毛髪の色や形が変わる病気【前編】
黒くてつやつやとした髪も、30代後半になるとちらほら白髪が目立ち始めます。白髪は、年齢とともに増える髪の悩みの一つです。髪の色は皮膚と同じメラニン色素によるもので、黒髪と金髪では、メラニン色素そのものに違いがあります。白くなった髪の色を元に戻す治療は、今のところありませんが、何らかの事情による一時的な白髪は、回復することがあります。白髪ができる仕組みや治る可能性のある白髪を知っておきましょう。
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齊藤典充
横浜労災病院皮膚科部長
さいとう・のりみつ 1993年北里大学卒業、同大学皮膚科に入局。98~2000年米国カリフォルニア大学サンディエゴ校留学。国立横浜病院(現:国立病院機構横浜医療センター)皮膚科、北里大学皮膚科助手、講師、国立病院機構横浜医療センター皮膚科部長などを経て14年4月から現職。専門は脱毛症、血管炎、血行障害。日本皮膚科学会の脱毛症に関する診療ガイドラインの作成に携わるなど、長年、診療の第一線で脱毛治療・研究の分野をリードしている。
連載:髪の健康相談室
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