ボストン発 ウェルエイジング実践術

米国で梅毒、淋病が2桁増の理由

大西睦子・内科医
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 米国で性感染症(STD)の罹患(りかん)数が大きく増えています。日本では、STDのなかでもクラミジア(性器クラミジア感染症)や淋病はここ数年、おおむね横ばいで推移していますが、梅毒の感染者が増えていると報告されています。米国社会と相違点はあるものの、米国の状況を知ることは、日本でもSTDへの意識をさらに高め、予防や解決策の取り組みの参考になると思います。今回は、米国でのSTD増加の実態とその背景について解説します。

参考URL:http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-1060…

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。