健康福祉センターの食事会に集まった地域の高齢の人たち
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医療プレミア超高齢化時代を生きるヒント

大切な人のため「胃瘻で生きる」愛もある

小野沢滋 / みその生活支援クリニック院長

 これまで、高齢化の話や成年後見のこと、介護サービスのことをいろいろ書いてきました。今回は、みなさんの将来に必ず起きることについてお伝えしようと思います。そう、いずれ来るであろう、「ご飯を食べられなくなった時のこと」です。

 おなかの皮膚に穴を開け、胃に直接栄養を流し込む胃瘻(いろう)については、みなさんも聞いたことがあるでしょう。少し前、マスコミで話題になった結果、今では多くの方が、「私は胃瘻を作ってまで生きていたくはない」とおっしゃるようになりました。実際統計上は、胃瘻の造設件数は2008年ごろを境に減少に転じ、いまはピーク時の半分以下と推定されています=図1。

 胃瘻の造設が減っていると聞くと、「やっぱり、みんな胃瘻なんてしたくないんだな」と思われるかもしれま…

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小野沢滋

小野沢滋

みその生活支援クリニック院長

おのざわ・しげる 1963年相模原市生まれ。90年東京慈恵会医科大学医学部卒業。在宅医療をライフワークにしようと、同年から亀田総合病院(千葉県鴨川市)に在籍し、99年同病院の地域医療支援部長に就任。22年間、同病院で在宅医療を中心に緩和医療や高齢者医療に携わってきた。2012年に北里大学病院患者支援センター部副部長を経て、13年に同トータルサポートセンター長に就任。同病院の入院患者に対して、退院から在宅医療へスムーズに移行できるよう支援してきた。16年相模原市内で在宅医療専門の「みその生活支援クリニック」を開設。亀田総合病院在宅医療部顧問。日本在宅医学会認定専門医。プライマリケア連合学会認定医、日本緩和医療学会暫定指導医。日本在宅医学会前理事。日本医療社会福祉協会理事。一般法人社団エンドライフケア協会理事。相模原町田医療介護圏インフラ整備コンソーシアム代表。

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