理由を探る認知症ケア

物忘れが多いうちの母は本当に「認知症」?

ペホス・認知症ケア・コミュニケーション講師
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ネイルをしてもらう認知症の高齢者たち=東京都世田谷区で2018年2月
ネイルをしてもらう認知症の高齢者たち=東京都世田谷区で2018年2月

母親:あんた、今日の晩ご飯は?

息子:いらないってさっきも言ったよ。何回聞くんだよ。

母親:あら、そう?

息子:しっかりしてくれよ……。

 お母さんとこのやり取りをした息子さん(30代)に、「私の母は『認知症』なんでしょうか?」と相談されました。話を聞くと、お母さん(70代)は日常生活をきちんと送れていて、物忘れはあるものの、年相応の物忘れのように思えました。

 そこで、「お母さんが『認知症』ではないかと疑っているようですが、どんな発言や行動からそう思うのでし…

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ペホス

認知症ケア・コミュニケーション講師

ペ・ホス(裵鎬洙) 1973年生まれ、兵庫県在住。大学卒業後、訪問入浴サービスを手がける民間会社に入社。その後、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、訪問介護、介護老人保健施設などで相談業務に従事。コミュニケーショントレーニングネットワーク(CTN)にて、コーチングやコミュニケーションの各種トレーニングに参加し、かかわる人の内面の「あり方」が、“人”や“場”に与える影響の大きさを実感。それらの経験を元に現在、「認知症ケア・コミュニケーション講師」「認知症ケア・スーパーバイザー」として、介護に携わるさまざまな立場の人に、知識や技術だけでなく「あり方」の大切さの発見を促す研修やコーチングセッションを提供している。著書に「理由を探る認知症ケア 関わり方が180度変わる本」。介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員。アプロクリエイト代表。