実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

「TKG」はNG? 食中毒としてのサルモネラ

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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知っていますか? 意外に多い動物からうつる病気【13】

 海外にしばらく滞在していると、やっぱり日本がいいなぁ……と感じることがよくあります。感染症の領域でいえば、蚊に刺されても怖くない(参照:「世界で最も恐ろしい生物とは?」、狂犬病の心配がいらない(参照:「狂犬病のワクチンをうつべき人は?」)、水道水が飲める、が私の考える「感染症の視点からみた日本が安全な理由」のトップ3です。今回紹介する「生卵が食べられる」はその次くらいにランクされます。

 食にはまったくこだわらないという人からグルメの専門家まで、卵かけご飯が大好物と言う人は非常に多く、「TKG(卵かけご飯の略称)を最後の晩餐(ばんさん)に」と考えている人も少なくないと聞きます。私自身はご飯にかけるのではなく、白いご飯と生卵を交互に口にするのが好きなのですが、私の好みはいいとして、生卵が食べられなくなるなんて耐えられない、と考える人は大勢いるはずです。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト