誰も言わない うつの本音

人間不信と心身不調で「セクハラ失業2割」の深刻度

西川敦子・フリーライター
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東京で開かれたセクハラ抗議集会のプラカード=東京都新宿区で2018年4月28日、丹治重人撮影
東京で開かれたセクハラ抗議集会のプラカード=東京都新宿区で2018年4月28日、丹治重人撮影

 福田淳一財務事務次官のセクハラ辞任、麻生太郎財務相の「セクハラ罪はない」発言、そしてセクハラ疑惑を指摘された高橋都彦・東京都狛江市長の辞職--“偉い人たち”のセクハラ炎上が続いている。21世紀とは思えないほどの“セクハラ感度の鈍さ”だ。

 セクハラを職場の潤滑油、あるいは悪意のない冗談と主張する人がいるが、とんでもない。具体的な被害を伴う悪質な行為だ。

 セクハラ被害者が人知れず心を病み、その結果会社を辞めていくことをみなさんはご存じだろうか。「辞めた…

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西川敦子

フリーライター

にしかわ・あつこ 1967年生まれ。鎌倉市出身。上智大学外国語学部卒業。釣り関連の編集プロダクション勤務、温泉仲居を経て、2001年から執筆活動。経済誌、新聞、人事関連雑誌などで、メンタルヘルスや家族問題、働き方をテーマに取材を続ける。著書に「ワーキングうつ」(ダイヤモンド社)など。