Dr.林のこころと脳と病と健康

自己愛性パーソナリティー障害から出る危険なうそ

林公一・精神科医
  • 文字
  • 印刷
絵=画家・絵師 OZ-尾頭-山口佳祐(http://oz-te.com)
絵=画家・絵師 OZ-尾頭-山口佳祐(http://oz-te.com)

うそつきは病気か【2】

 自分を実際よりよく見せるためのうそは誰でも多少はつきますが、自己愛性パーソナリティー障害の人は、とてもプライドが高いために、そのうそが限度を超えたものになっている--。前回はそんなケースを紹介しました。今回はそれをもう少し深く分析してみましょう。自己愛性パーソナリティー障害の部下(30代男性)に悩む外資系メーカーの営業部長のお話です。

この記事は有料記事です。

残り2503文字(全文2683文字)

林公一

精神科医

はやし・きみかず 精神科医、医学博士。著書に「統合失調症という事実」「擬態うつ病/新型うつ病」「名作マンガで精神医学」「虚言癖、嘘つきは病気か」など。ウェブサイト「Dr.林のこころと脳の相談室」は、読者からの質問に林医師が事実を回答するもので、明るい事実・暗い事実・希望の持てる事実・希望の持てない事実を問わず、直截に回答するスタイルを、約20年にわたり継続中。