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イヤホンによる難聴を防ぐため音量に要注意!

 イヤホンやヘッドホン愛用者に増えている「イヤホン・ヘッドホン難聴」。どのようなことに気をつければ防ぐことができるのでしょうか。普段の使用方法を振り返ってみましょう。

 移動中や仕事中に、イヤホンやヘッドホンで音楽を聴く人が増えている昨今。問題となってきているのが「イヤホン・ヘッドホン難聴」と呼ばれる音響外傷です。中高生の一部に流行っているという「イヤホンガンガン伝言ゲーム」。これはイヤホンで大音量を聴きながら行う伝言ゲームですが、これも音響外傷の危険があると専門家は指摘しています。

 音響外傷というと、ロックコンサートなどで大音量を聞いたあと、聞こえづらさや耳鳴りなどの症状が出る一過性の難聴が知られています。大きな音は、耳の奥の蝸牛(かぎゅう)という器官にある有毛細胞(音を感じて脳に伝える細胞)やその周囲にダメージを与えるため、難聴が起こるのです。このような一過性の音響外傷の場合、しばらく耳を休めれば治るものがほとんどです。

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