医療プレミア特集

西日本豪雨 感染症を防ぐ“復旧作業三つの鉄則”

鈴木敬子・毎日新聞 医療プレミア編集部
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豪雨により大きな被害を受けた広島市安芸区では11日、うだるような暑さの中、ボランティアによる作業と消防隊員らの捜索活動が続いた=広島市安芸区矢野東で2018年7月11日午後2時14分、大西岳彦撮影
豪雨により大きな被害を受けた広島市安芸区では11日、うだるような暑さの中、ボランティアによる作業と消防隊員らの捜索活動が続いた=広島市安芸区矢野東で2018年7月11日午後2時14分、大西岳彦撮影

 “平成最悪”と言われる甚大な被害をもたらした西日本豪雨。復旧作業が始まったばかりの被災地は連日真夏日を記録し、衛生状態の悪化や感染症の発生も心配されている。14日からの3連休は、被災地でボランティア活動をする人も多いだろう。国立感染症研究所(感染研)などの情報をもとに、感染症を防ぐ「三つの鉄則」をまとめた。

 感染研や日本環境感染学会は10日、ウェブサイトに感染予防対策を掲載した。感染研は被災地で注意すべき感染症として、レジオネラ症▽レプトスピラ症▽破傷風▽急性胃腸炎・急性下痢▽急性呼吸器感染症--を挙げた。また、麻疹(はしか)についても、感染力が強いため被災地周辺地域での発生状況に注意が必要としている。

 感染研などによると、レジオネラ症は泥に含まれるレジオネラ属菌を粉じんと一緒に吸い込むことで、肺炎(レジオネラ肺炎)を起こすか、一過性の発熱を起こす。レジオネラ肺炎は2~10日の潜伏期間の後、全身の倦怠(けんたい)感、頭痛などの症状に始まり、せき、たん、38度以上の高熱、呼吸困難が見られるようになる。

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鈴木敬子

毎日新聞 医療プレミア編集部

すずき・けいこ 1984年茨城県生まれ。法政大卒。2007年毎日新聞社入社。岐阜支局、水戸支局、横浜・川崎支局を経て、15年5月からデジタルメディア局。