実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

異常気象時代だからこそ必要な破傷風ワクチン

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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理解してから接種する--「ワクチン」の本当の意味と効果【33】

 今月(2018年7月)に西日本を中心に甚大な被害をもたらした異常な豪雨を予想していた人はどれだけいたでしょうか。その前月、6月18日の午前8時前に大阪府北部で最大震度6弱の大きな地震が起こった時、私はクリニックで事務作業中でした。最初の大きな衝撃で顕微鏡1台が破損。揺れが続く中、残る1台を両手で押さえつつ、棚から大量の書類が崩れ落ちるのをなすすべなくながめながら私が思い出したのは、1995年の阪神大震災でした。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト