口から考える命と心と病

誤嚥性肺炎も認知症も「歯周病」と関係している!?

落合邦康・日本大学特任教授
  • 文字
  • 印刷

 歯周病は、さまざまな全身の病気に影響を及ぼすことが知られています。1990年代半ばから、このことを示す研究結果が世界中からたくさん報告され始めました。その後、歯周病がさまざまな病気の発症や進行・増悪に関わることが実証され、歯周病の治療によってそれらの病気が改善することも明らかになってきました。そして現在は、「ペリオドンタルメディシン(歯周病医学)」という新たな学問分野もでき、医療界全体に浸透しつつあります。

この記事は有料記事です。

残り2120文字(全文2326文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

落合邦康

日本大学特任教授

おちあい・くにやす 1973年、日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)獣医学科卒業。73年に日本大学松戸歯科大学(現・松戸歯学部)で副手(研究助手)となり、口腔(こうくう)細菌の研究を始める。75年に松戸歯学部助手に就任し、78~80年は米国University of Alabama at Birminghamへ留学。82年に歯学博士号を取得した。87年に松戸歯学部講師、2000~05年に明海大歯学部教授、05~15年に日本大学歯学部教授を歴任。15年4月から日本大学歯学部特任教授。エイズやインフルエンザ、アルツハイマー病と歯周病菌の関係、口腔細菌と腸内細菌の関係など、独創的でありながら人々に身近な研究で注目されてきた。著書(監修、共著)に「腸内細菌・口腔細菌と全身疾患」(シーエムシー出版)や「口腔微生物学―感染と免疫―」(学建書院)など。