無難に生きる方法論

熱中症になる前に「降圧剤と利尿薬」チェックを

石蔵文信・大阪大学招へい教授
  • 文字
  • 印刷
国内最高気温を更新する41・1度を記録し、百貨店前の気温掲示板の数字を張り替える女性。急きょ手書きで作ったという=埼玉県熊谷市で2018年7月23日、丸山博撮影
国内最高気温を更新する41・1度を記録し、百貨店前の気温掲示板の数字を張り替える女性。急きょ手書きで作ったという=埼玉県熊谷市で2018年7月23日、丸山博撮影

 私の娘の夫は内科医。先日、救急当番から帰宅した彼と話していたら、当然のことながら、この猛暑で熱中症の救急搬送が急増しているという。その中でも、降圧剤を服用している高齢者の搬送が目立つというのだ。

 以前も、季節によっては降圧剤の量や種類を変えたほうがよいとの記事(降圧剤の服用は定期的に…でも季節感も大切)を書いたが、猛暑の今年はもう一度、自分の降圧剤の飲み方をチェックしてほしい。ただし、このコラムを読んで自己判断で中止するのは危険なので、必ず主治医と相談してほしい。

この記事は有料記事です。

残り1150文字(全文1385文字)

石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。