発熱や喉の痛み、水疱が出たら受診を
急な発熱や水疱(すいほう)、喉の痛みを引き起こす夏風邪「ヘルパンギーナ」が6月以降全国各地で流行している。山形、新潟、佐賀、広島など各県で国の流行基準を超えたため、警報が出された。国立感染症研究所も注意を呼びかけている。
へルパンギーナは発熱と口の中の粘膜発疹が特徴のウイルス性咽頭(いんとう)炎。乳幼児を中心に夏に流行することで知られる。頭痛や吐き気を催すことがあり、まれに重症化すると無菌性髄膜炎、急性心筋炎を併発することがある。
佐賀県では6月25日から7月1日の週に、県内の定点医療機関から報告された平均患者数が6・65人となり、国の流行基準(6人)を超えたため4日に警報を発表した。同県の警報は2年連続。広島県も6月18~24日に計109人の感染報告があり、28日に警報を発令した。
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