暑さの疲れをためないために(前編)
「災害」ともいわれる危険な暑さが続いている。気象庁の向こう1カ月の天候見通しによれば、沖縄・奄美地方を除いて平均気温が平年より高く、当面暑さが続くと見られている。高温が続いて疲労はたまる一方だが、これを放っておくと重大な病気につながる恐れがある。なぜ暑いと疲れるのか、そして疲れを甘く見るとどんなリスクがあるのか。疲労医学の第一人者で東京疲労・睡眠クリニック(東京都港区)の梶本修身院長に聞いた。
暑いと疲れる--感覚的に分かるが、なぜ疲れてしまうのか。梶本院長は「体が疲れると思われていますが、実際には脳が疲れているんです」と指摘する。
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