無難に生きる方法論

東京医科大だけじゃない?医療現場の“女性外し”

石蔵文信・大阪大学招へい教授
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不正入試に関する記者会見で陳謝する東京医科大の行岡哲男常務理事(左)と宮沢啓介学長職務代理=東京都内のホテルで2018年8月7日、長谷川直亮撮影
不正入試に関する記者会見で陳謝する東京医科大の行岡哲男常務理事(左)と宮沢啓介学長職務代理=東京都内のホテルで2018年8月7日、長谷川直亮撮影

 東京医大を文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」対象校に選ぶ見返りに、息子を裏口入学させてもらったとして、同省の前科学技術・学術政策局長が受託収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された。続いて、同大医学部医学科の入試で女子合格者数が不正に抑えられていたことも判明し、こちらも騒ぎになっている。汚職をきっかけに、医療教育をめぐるさまざまな問題が表面化した感がある。

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石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。