医療プレミア特集

高齢者の水分補給に「経口補水ゼリー」活用を

鈴木敬子・毎日新聞 医療プレミア編集部
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介護従事者を対象に開かれた高齢者の脱水対策セミナー=東京都中央区で2018年8月1日、鈴木敬子撮影
介護従事者を対象に開かれた高齢者の脱水対策セミナー=東京都中央区で2018年8月1日、鈴木敬子撮影

 記録的な猛暑が続いている。7月30~8月5日の1週間に熱中症で救急搬送された1万3575人のうち、65歳以上の高齢者が約半数を占めた。高齢者は水分をたくわえる筋肉量が少ないため脱水状態に陥りやすく、熱中症にもなりやすい。適切な水分補給が欠かせないが、介護者が高齢者に水分を取るよう勧めても拒まれるケースが多い。介護従事者を対象とした「高齢者の脱水対策セミナー」で、高齢者の水分補給介助や熱中症予防のポイントを聞いた。

 高齢者が1日に必要とする水分量は、食事に含まれる水分以外で1000mL以上~1500mL未満とされている。医師らで作る「教えて!『かくれ脱水』委員会」(委員長=服部益治・兵庫医科大学教授)が2017年7月、65歳以上の男女516人に「1日にどのぐらい水分を取っているか」を尋ねたところ、6割の人が1000mL未満と回答し、多くの高齢者が水分不足であることが分かった。

 また、2割の人は「水分補給を控えたことがある」と答えた。理由を尋ねると「トイレが心配だから」(77.7%)が最も多く、次いで「喉の渇きを感じていなかったから」(25.2%)だった。

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鈴木敬子

毎日新聞 医療プレミア編集部

すずき・けいこ 1984年茨城県生まれ。法政大卒。2007年毎日新聞社入社。岐阜支局、水戸支局、横浜・川崎支局を経て、15年5月からデジタルメディア局。