耳まわり、下あご、ほお、首などに「帯状疱疹」が現れたときは要注意。耳性帯状疱疹とも呼ばれる「ラムゼイ・ハント症候群」の危険性があります。おもな症状は、顔面神経まひ、難聴、耳鳴りなど。治療が遅れると、後遺症として残ってしまうケースもあるのです。
帯状疱疹は、「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因です。このウイルスにはじめて感染すると、水ぼうそうを発症します。全身にできた水ぶくれ(水疱)は自然に治りますが、ウイルス自体は脊髄の後根神経節に潜り込み、体にすみついてしまうのです。
とはいえ、体には免疫ができているため、ウイルスはじっとしているほかありません。しかし、何らかの原因で体の免疫力が弱まると、突然ウイルスは暴れ出します。動き出したウイルスは知覚神経に沿って増殖していき、やがて皮膚表面へと移動し、発疹や痛みがあらわれます。これが帯状疱疹です。
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