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“ストレスホルモン”はあなたの心と体を悪くする

米井嘉一 / 同志社大学教授

老化を促進する危険因子【5】

 前回の記事「性格で異なる「ストレス耐性」あなたはどのタイプ?」で、ストレスへの耐性は個人の性格ごとに異なることを説明しました。そのストレスは、心だけでなく、体にも大きな影響を及ぼします。銀行員のタローさん(30代後半)のストレス事例を紹介しましょう。

 タローさんは中間管理職。上司からは厳しいノルマを要求され、部下からは厳しく突き上げられるつらい立場にいます。ストレスを強く感じながら、一生懸命働いています。自宅では“ほわーっ”とした環境音楽をかけて気分転換をしていましたが、結局はストレス性の潰瘍で入院してしまいました。

 ストレスがタローさんの心にどう影響したのか。おそらく「喜び」の感情は少なく、「悲しみ」「恐れ(不安…

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米井嘉一

米井嘉一

同志社大学教授

よねい・よしかず 1958年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。日本抗加齢医学会理事、日本人間ドック学会評議員。医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。

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